聖テレジア・・・新子安教会の保護の聖人

聖テレジアは新子安共同体の保護の聖人です。人間が洗礼名を受けると同じように教会も祝別の時に聖なる人の名前を受けます。保護の聖人は天国で私たちのためにとりなして祈ってくださいます。世にいる私たちは、その特別な聖人に関心をもってそして聖人の生き方を模範にして倣いましょう。

Thérèse de Lisieux

聖テレジアは1873年フランスの町リージュ( Lisieux )で生まれました。
テレーズ・マーティン( Thérèse Martin 1873年〜1897年 )は15歳でカルメル会に入って24歳で亡くなりました。
聖テレジアは聖フランシスコ・ザビエルといっしょに布教地の保護の聖人でもあります。
聖フランシスコ・ザビエルは外国のインドと日本で働きました。
聖テレジアはフランスの狭いカルメル会の修院から出ませんでした。
しかし聖テレジアは布教地に非常に深い興味をもってその国のまだイエスに出会っていない人々のために祈りました。また、聖テレジアは二人の宣教師に素晴らしい励ましの手紙を書きました。(その手紙はまだ残っています)
聖テレジアはベトナムのハノイのカルメル会に行くように望みましたが、ちょうどその頃、肺結核の兆候が出て取り消されてしまいました。
聖テレジアは非常に広いビジョン、また開かれた心をもっていました。彼女は自分のいただいた信仰の恵みの偉大さをよく理解していました。
その信仰のおかげでイエス様との交わりがあって自分がこの世で一番恵まれた者としみじみと感じました。したがって彼女は、どうしてもイエスを知らない人々とその偉大な恵みを分かち合いたいと願いました。
聖テレジアは肺結核のせいで直接布教地に行くことが出来なくなってしまいましたが、そのかわりに布教地の人々のために祈る決心を固めました。そのために教会は聖テレジアを聖フランシスコザビエルと共に布教地の保護の聖人と決めました。
皆さん私たちはそれぞれの立場に応じて自分たちの信仰の恵みを分かち合わなければなりません。私たちみんなで宣教者になりましょう!

信仰とは結局イエスを知ること、それは神様からの贈り物です。神様の与えてくださる目的は自分自身のためだけではなく、実は他人と分かち合うためです。信仰の分かち合いは色々です。人によってと状態によって違います。
たとえば、宣教者として他人にあたたかい態度を示していますか?イエス様の平和の道具になっているでしょうか? 微笑みは平和のはじまりです。
苦しんでいる人に、悲しんでいる人に、寂しい人に、心配事をもっている人に励ましを与えているでしょうか?

またもう一つの積極的なやり方があります。
新子安教会で10月5日(金)夜7時から新しいキリスト教講座が始まります。ぜひ誰かをその講座に連れて来てください。
是非その講座にあずかるよう招待状を出しましょう。
講座はイエスをあまり知らない人のためですが、もちろん信者の方もあずかっても良いです。復習のために役立つと思います。その講座の主な点は、イエスとの出会いとそのおかげで幸せな人生をおくる歩み方です。
そのために私は聖書と遠藤周作さんの「イエスの生涯」を使います。教会は決して押し売りをしません。
講座の中でイエスの中心的なメッセージを伝えます。
というのは神様は全ての人間一人ひとりをありのままに受け入れて深く愛してくださいます。また、神様は人間の自由意思を尊重なさいます。そのメッセージを聴いてある人は、すぐに洗礼を望むかもしれません。けれど、ある人はまだまだ洗礼の時ではないということもあります。その選択はその人自身と神様の間のことです。不思議なことに神様の時間と人間の時間が違います。

みなさん、聖テレジアのようなに開かれた心をもつように、宣教者の心、自分の信仰の恵みを分かち合う心をもつようにしましょう。

みなさんお願いします、聖テレジアのとりなしを願ってその講座にあずかる人の上にイエスが人生の同伴者であることに気がつくことが出来るように祈ってください。

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