復活の意味

イエスの十字架の上での命の犠牲と三日目に復活したことは 2000年前の歴史的な出来事ですが決して時代遅れの出来事ではありません。今現代の私たちのために深い意味と日々の生活の中での影響があります。イエスの復活は5つの点があります。

  1. イエスは本当の人間として十字架の上で亡くなりましたが、同時に本当の神様です。イエスの復活は神性の証明なのです。
  2. 復活のおかげでイエスの道とその教えは神様からのものとあらわします。
  3. 一番大事な点だと思います。復活されているイエスは大昔の人物、また小さな国パレスチナの方なわけでなく、復活のおかげで今日私たち一人ひとりのそばにおられます。
    いま、イエスは私たち一人ひとりの人生の道の同伴者である。
    イエスのみことば「わたしはいつもあなたと共にいる」( マタイ 28・20 )
    教皇フランシスコは『使徒的勧告福音の喜び』164番で次のように書きました。
    「キリストは今なお生きておられ、日々あなたのそばであなたを照らし、カづけ、解放してくださいます」
  4. 復活のおかげでイエスは私たちの中にすんで、生きている声で聖書をとおして私たちにお話になります。
    「教会で聖書が読まれるとき、キリスト自身が語るのである」典礼憲章7
  5. 復活されたイエスは、私たちのそばにおられますから、友だちのように親しく話し合うことが出来ます。優しく、近づきやすい方です。大胆にその恵みの座に近づきましょう!

今月の『あゆみ』復活祭後に新子安教会聖堂入口の玄関横にあるステンドグラスの絵をもう一度使います。
この中で復活のイエスは真ん中で現代の私たちの手と手を合わせて人生の道を歩んでくださいます。

祈りましょう
「イエスよ、復活の意味を私たちに悟らせてください。私は自分の人間的な力だけでは、なかなか人生の道をしっかりと歩むことが出来ないことを認めます。これから、あなたの助けと力に頼って手と手を合わせていっしょに歩みましょう!
イエスよ、あなたの復活にありがとうございます」


5月22日は母の日です。その歴史を考えましょう。
アメリカの南北戦争 ( 1861~1865年 ) が終わってから兵隊たちは、それぞれの故郷に帰りました。
特にバージニア州は、戦争中に同じ州の人々が南北に分かれ敵味方となり戦いました。そのため戦争が終わっても難しい状態が続きました。そんな状況の中である婦人ジュリア・ハウ ( Julia-Howe ) が平和のための母の日運動を始めました ( 1872年 )。家庭のお母さんの土台として和解の目的でした。
もう一人のアメリカ人の女性アンナ・ジャービス ( Anna-Jarvis ) は、その運動とその目的に熱心な賛同者でした。彼女はプロテスタントのメソジスト教徒で、その運動の大勢のグループを率いてアメリカの国会に特別な母の日を決めてくださいと嘆願しましたが、1905年国会はそれを却下しました。しかし、1914年、大統領ウッドロー・ウィルソン ( Woodrow-Wilson ) が法令を定め、これからは、5月の第2日曜を母の日にすることに決めました。けれど残念なことにそこには平和と和解という言葉はありませんでした。アンナ・ジャービスの母の日運動は、子供たちが、お母さんに対する特別な日になるように自分の手でお母さんへの感謝の手紙を書くようにすすめました。彼女は、後に特に花屋さん、カードを印刷する会社、お菓子屋さんに反感を持ちました。商売に利用しようとしたからです。
カトリック信者は、聖母マリア様をとおして昔から自分のお母さんを尊敬します。
東方教会の母の日は2月2日マリアの奉献の祝い日です。
イギリスでは、四旬節の第4主日に野の花の花束をつくってお母さんにプレゼントするという昔からの習慣があります。
1924年、オーストラリアの女性ジャネット・ハイデン ( Janet-Hayden ) は未婚の母の施設を訪問して、そのお母さんたちが忘れられた存在の寂しさを感じているようで可哀想に思い、一般の人々にそのお母さんたちに励ましの贈り物をしましょうと呼びかけました。
1997年中国では、共産党政府の偉い人が公に次のように言いました。
「母の日の創立はアメリカですが我々中国 ( 共産党メンバー ) 人も遠慮せず受け入れることが出来ます、なぜなら中国では、昔から母を敬う文化があるからです。」

ある学者は母の日の歴史を研究して次のような面白い点を教えます。
Mother’s day Mothers’ day
アポストロフィの位置で意味が違い、前者は自分自身のお母さんに感謝し尊敬するという意味、後者は一般的なお母さんを表し感謝する日を表しています。
私たちキリスト者として、十戒の第4を思い出しましょう。
「あなたの父母を敬え」母の日にプレゼントも良いですが、心からのしるしになるように。お母さんは私たちに命と成長の育みをあたえてくれました。ですから、感謝をもってお母さんのために祈りましょう!
もしお母さんが亡くなっていたら冥福の祈りを捧げましょう。

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