あゆみ 2025年 1月号
主神はすぐ近くにおられる(フィリピの信徒への手紙4・5)

ある人は神様を考えると怖い方だと思っています。またある人はもし悪いことをしたら天罰をあたえる方だと考えます。そのような人にためには遠くに立っているようなイメージの神様の方が良いと考えます。
けれどイエス・キリストと聖書によって神様は近い方だと教えられています。
たとえばフィリピの手紙の中で「主神はすぐ近くにおられる」(フィリピの信徒への手紙4・5)
またイエス様が天に昇る前に遺言として「わたしはあなたと共にいる」(イザヤ書4110)
「主を呼ぶ人すべてに近くにいまし、まことをもって呼ぶ人すべてに近くにいまし」(詩編145・18)
「神は憐れみ深く慈しみに満ち過ちを赦す」(出エジプト記34・6~7)

慈しみ深い神様はその近い状態をはっきり示すためにご自身が人間になられました。
神様ご自身が私たちと同じ人間性を体験なさいました。
その受肉の時から神様は人間と近い方になりました。
クリスマスはそのことの記念です。
これがクリスマスの本当の意味です。

教会ではこの時期になると馬小屋が飾り中心に置かれるのは赤ちゃんのイエス様です。
その赤ちゃんは私たちの神様です。
クリスマスはイエスの人間としての最初の夜です。
そのイエスはだんだん成長して青年になり大エヨゼフの見習いをして村の大工になりました。
30歳の時故郷ナザレトから出てイスラエルの国のあっちこっちに行って言葉と行いを通して神様の愛と慈しみはっきり示してくださいました。
神様は本当に私たち人間と近い方です。
また私たちを愛して自分の命を捧げて数多くの恵みを勝ち得られました。
そして十字架の上で亡くなって3日目に復活なさいました。

皆さん、次のことを悟りましょう。
そして考えてあじわいましょう。
その同じイエスが復活のおかげでいつも私たちの側におられます。私たち人間の人生の道の同伴者です。
本当に神様は近い方です。
そのうえ神であるイエスは人間性を体験なさいましたから私た人間的な弱さをよく理解して、また過ちを赦して喜んでくださる。
これがクリスマスの本当の意味です。
イエスはある時次のように言われました。「わたしは世の光である」(ヨハネ8・12)

昔から教会ではイエスの誕生日のため、ろうそくの光をシンボルとしてよく使いました。
この昔の習慣が今のイルミネーションの始まりです。
今は、横浜でも日本中どこでもイルミネーションがあります。そして今その光はろうそくではなくLED電球です。皆さん、イルミネーションの光を見たらイエスのみことばを思い出しましょう。「わたしは世の光である」(ヨハネ8・12)
イエスに祈りとして言いましょう。
「イエスよ、私の心にも家庭にもあなたの光を照らしてください。また今、世界のあちらこちらで戦争がおこなわれています、光を照らして平和をお与えください」
皆さん、この忙しい年末の間にイエスの光を頼んでまた、ほかの人とわかちあいましょう。
クリスマスおめでとうございます!
皆さんの上に降誕祭の光と平和をいただくようにお祈りします。
