聖家族 A 2025年12月28日

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ときに、何年も前のほんの小さな出来事が、心の奥に深く残り続けることがあります。
わたしはかつて、茅ヶ崎のカトリック教会の墓地で、追悼ミサを捧げたことがありました。

そのとき、一つのお墓の前に、非常に硬い表情で立っているお二人に気づきました。
墓石に刻まれた名前を見て、私は尋ねました。「この方は、お父さんですか。」
返ってきた言葉は、「とても厳しく、頑固な人でした」というものでした。
わたしは、そう聞いてとても悲しかった。この体験は、わたしが「家族」のために祈り続けるようになった一つのきっかけです。
日本には、4つの恐ろしいものを表す「地震・雷・火事・親父」ということわざがあります。
厳しい父親、あるいは母親のもとで育ち、心に傷を抱えたまま大人になった人は少なくありません。
赦すことは簡単ではありません。
しかし私たちは、こう問い直すことも求められています。
「なぜ、父はあれほど厳しかったのだろうか。」
親自身の育ち、時代背景、厳しい教育、戦争体験――そうしたものがあったのかもしれません。
それでもなお、私たちはイエスに助けを願わなければなりません。

今日の第一朗読は、約2200年前に書かれたシラ書です。
認知症やアルツハイマー病が身近な現代において、この神の言葉は、私たちに非常に具体的な導きを与えてくれます。
「年老いた父親(母親)の面倒を見よ。たとえ彼の物覚えが鈍くなっても。
主は、お前の心遣いを忘れず、罪を取り消し、(お前を更に高めてくださる)」

イエスは私たちに、「神を愛し、隣人を愛しなさい」と教えておられます。
その「隣人」は、時として自分の家庭の中にいる人であることもあります。

第二朗読、コロサイの信徒への手紙で、聖パウロは実に具体的な言葉を示しています。
これは(家族療法の)専門家の助言ではありません。神の言葉です。
「あなたがたは神に愛されているのですから
憐れみの心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。
互いに忍び合い、赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、
あなたがたも同じようにしなさい。」(コロサイ3章12–14節)
しかし、私たち人間は弱く、イエスの助けなしに、この教えを実行することはできません。
イエスは、人間関係の困難を実際に経験されました。

現代において、家庭生活は容易ではありません。神の助けが必要です。
イエスはナザレで、ほぼ30年間、家庭の中で生活されました。
イエスは私たちの問題を理解しておられます。
人間として生きることを経験されたからです。

ひとり親の家庭は、今では珍しくありません。
そのような家庭のために祈りましょう。

子どもが洗礼を受けながら、教会に来なくなったり、キリストから離れてしまうこともあります。
叱ることは助けになりません。祈りましょう。
イエスは、今も彼らを深く愛しておられます。(翻訳担当:K)

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