聖書:バルク5:1-9; 詩編126; フィリピ1:4-11; ルカ3:1-6
主の道を整え 曲がった道はまっすぐに でこぼこの道は平らに

今日の第一朗読(バルク)の背景はこうです。バビロン軍は、エルサレムに侵攻して神殿を破壊し、ユダヤの人々を鎖でつながれた囚人として、バビロンに強制移住させました。神は、預言者であり代弁者であるバルクを通して、このバビロンに追放されて落胆した人々に語りかけます。
神はこう言っています。「バビロンの捕囚民よ!悲しみの服を着るな。栄光の服を着なさい。あなたの神である私が、あなたをあなたの国に連れ戻す。そこへ続く道を平らにする。」
神は落胆している人々に希望と励ましを与えているのです。
神は今もこのように働いておられます。私たちの神であるイエスは、今日も私たちに希望と励ましを与えてくださいます。
不安を感じていますか?恐れを感じていますか?それとも落ち込んでいますか?落ち着かない気分ですか?心が傷ついていますか?気がかりなことはありませんか?もしそうなら、イエスのもとに行きましょう。
イエスは私たちと共にいて、私たちを見守ると約束されました。
しかし、私たち人間は、たちまちの癒しを欲しがります。聖書全体は、神がゆっくりと働くことを示しています。希望を持って待ち望みましょう。「主は曙の光のように必ず現れる。」(ホセア書6:3)
私たちの神であるイエスは、私たちを見守ると約束し、必ず守ってくださいます。誠実な神のこの約束は私たちの希望の土台です。
待降節は、私たちが本当の自分、本当の心を見つめ、自己の棚卸しをするときです。自分自身に問いかけましょう。「私は傲慢だろうか?自分は他の人よりも優れていると思っていないだろうか?自分を他の人と比べていないだろうか?自分は「目立ちたがり屋」だろうか?」など。
私は自己中心的でしょうか?
祈りの時間をささげているでしょうか?
誰かに対して恨みを持っているでしょうか?
他の人を許しているでしょうか?他の人をあるがままに受け入れているでしょうか?
弱いわたしたちをありのままに受け入れてくださるイエスのもとへ行きましょう。イエスは罪びとの友です。
私たちの希望と罪に対する後悔を持つことは、この道を歩むため、道をまっすぐにし、でこぼこを平らにします。
今年の降誕祭に、もっと深くキリストに出会いましょう。