聖書:イザヤ 60:1-6; 詩編 72; エフェソ 3:2-6; マタイ 2:1-12
イエスよ 信仰の恵み ありがとうございます
感謝として 自分自身を あなたに捧げます
イエス・キリストの誕生より1900年前に、神はアブラハムに約束をしました。「神が、救世主を送る」という約束です。約束の救世主キリストが来たとき、救世主はユダヤ人だけのためと考える人もいました。しかし、神は違う考えでした!救世主はすべての人々、すべての国の人のためでした。そうです、救世主はユダヤ人の中から来ます。しかし、神が私たち人間に与えてくださるすべての恵みと同じ様に、救世主という恵みは他の人々と分かち合うものでした。

マタイの福音書は、救世主を分かち合うことを具体的に示しています。イエスが生まれた後、最初にイエスのもとに来たのはユダヤ人の羊飼いでした。その後、東の国から3人の博士が来ましたが、彼らはユダヤ人ではありませんでした。
神は3人の博士に救世主、イエスを示しました。今日、神はイエスを私たちに示します。それが今日の「主の公現」の主日の意味です。
第二朗読のエフェソの教会への手紙には、「同じ約束が私たちにもなされた」と書かれています。つまり、ユダヤ人と、私たち異邦人に、です。聖書の「約束」は非常に特別な言葉です。それは契約を意味します。この約束は最初にアブラハムにされ、その後何年も預言者を通して、繰り返しされてきました。イエス・キリストは今日、私たちのために、その約束を新たなものにされたのです。
聖書では、この約束はさまざまな方法で表現されていますが、短く言うと、神は私たちに「私はいつもあなたと共にいる。私はあなたを守り、導く。」と厳粛に約束されているのです。この約束は、洗礼のときに私たち一人一人に正式になされます。
この約束は私たち一人一人にとって非常に重要なものです。それが何を意味するのか理解すれば、私たちは平安と安全を味わえます。ですから、神の、私たちに対する、美しい励ましの約束について深く考えましょう。私たちは確かに神から恵みを与えられています。
しかし、神が私たちに与えてくださる恵みは他の人と分かち合うものであることを忘れないようにしましょう。
神への感謝を表すため、3人の賢者のように、イエスに贈り物を捧げましょう。黄金の代わりに、イエスに祈りの時間を捧げましょう。
乳香の代わりに、許しの贈り物を捧げましょう。
没薬の代わりに、親切で思いやりのある行ないをしましょう。
私たちは神から、この約束を信じる信仰の恵みを授かっています。この美しい恵みに感謝し、分かち合いましょう。特に、人に親切にすることで、私たちの信仰を他の人と分かち合うことができます!